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Fumiko Saburi | CalligraTalk

Date : 2013年05月

Letter Arts Review 27-2


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昨年に続き、「Letter Arts Review」 27-2 The Annual Juried Issue に作品を載せていただけました。 2012.02 個展より、カサンドラへのソネット第57番 「空よ 風よ」- ピエール・ド・ロンサール。

20130516-2_20130516055727.jpg全体がなんとなく(一枚のレースのように)繋がっているのだけど、固定されていないので風が吹くとふわふわ漂う・・・というイメージ。

「知恵の輪」の可動域や、乗っていた人の余韻が残るブランコの動きなどを想像しながら考えました。

毎年開催してくれていることに感謝。

20130516-3s_20130516081042.jpg巻末に今秋の Cheerio の案内が載っていました。 講師は Thomas Ingmire。 先日の来日中にお会いした際、次のチェリオはトーマスだと聞いたなあと思い出し、サイトを見てみたら内容とても面白そうです。

Cheerio は雲を見下ろす場所にある施設 Camp Cheerio を会場に、泊まり込みでどっぷり浸れるワークショップ。 夜練・朝練し放題で、集中して取り組むには最高の環境だと思います。 現時点で空席があるかどうかは存じませんが、私は数年前に(John Stevens の平筆ローマンクラスを受けに)行ったことがありますので、もしご質問などがある方はどうぞお訊きください。
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薔薇の花びらとカリグラフィーの午後


Workshop for SERAPHIM

バタバタしていて少し経ってしまいましたが、4月の日曜日に SERAPHIM さまのイベント 『テレーズのお茶会』 にて小さなワークショップをさせていただきました。(※画像は SERAPHIM さまのブログより)

私は今のところ教えることをしていないのでお話をいただいた際は少し躊躇したのですが、会場が音楽家 久保田恵子さんのサロン silent music さんということもあって、望んでもらえるならやってみたいと思い、お引き受けすることに。 当日の様子などは SERAPHIM さまのブログでご覧いただけます。

この会のドレスコードは SERAPHM のお洋服。つまり参加者のみなさまは SERAPHIM さんの大切なお客様。
金属のペン先にインクをつけて書くこと、小さな“作品”を持ち帰ってもらいたいということ、SERAPHIM さんや久保田さんが大切にされているテレーズの言葉 『私は天から薔薇の雨を降らせましょう』 を書いてもらいたい(・・・と思いついたものの、初めての方には間違いなく単語数が多い)こと。 その3要素を決めた時点でハードルはあがりにあがってしまい、収集つかなくなるかもしれないと青くなった日もありました。
優雅なお茶会の空気やカリグラフィへの憧れを壊してしまわないかなあとだんだん心配になりつつ、3つどれも外したくなくて、教える仕事百戦錬磨のカリグラファ仲間たちに助言をもらっていくつか変更を加えつつ準備。

そして当日、全員が集中して清書まで仕上げられただけでなく、しっかり 『練習』 モードで、自分で分析しながら書いておられたことに驚きました。(SERAPHIM さんのお客様は自身の手で何かを作っている方が多いので、改めて考えると納得ではあります。) 使った道具をお買い取りできるよう用意していたのを全員がお持ち帰りされたことにもなんだか感動・・・。
さらにその後、自分で練習されている方もいらっしゃる様子でとても嬉しいです。 題材のハードルが高かったぶん練習のポイントを一つに絞ったのですが、それは伝わったかと思います。 ご参加くださったみなさま、お疲れさまでした。

    私は地上に善を為すために天での時を過ごしましょう
    私は天から薔薇の雨を降らせましょう


だから天に召されることは構わないのです・・・と。聖人テレーズが死の間際に遺した美しい言葉。

(浅岡千里さん、二宮郁子さん、米谷明香さん、アドバイスを本当にありがとう。)

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Fumiko Saburi

Author:Fumiko Saburi
東京在住のカリグラファです
Website: fumikosaburi.com
Place: Tokyo

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