Fumiko Saburi | CalligraTalk

Date : 2011年03月

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《菫色の文法》展 開催中です part2


                                                                                                   
《菫色の文法》展サイトに会場風景やアンソロジー(叢書)の写真が更新されています。
http://sumireiromauve.blog71.fc2.com/
真ん中でクリオネみたいに小さく両手を広げているのが蓄音機くん。
搬入の定義がひっくり返ったと書いたのは、家具からすべてノールさんの持ち込みだからです。
そういえば川村美術館でのコーネル展などは会場から丁寧に作りこまれていたなぁ。
個人でここまでやる人がいるとは。
ノールさんの意識の高さに、ひとつひとつ驚かされてばかりです。
私が会場風景を載せていないのは、制限されているからではありません・・・
ほけ~っと一(いち)観客として過ごしてしまって撮り忘れるみたいで。
4/1(金)、2(土)、菫のいい香りが漂うお部屋で、ウィリアム・モリスの青い絨毯もお待ちしています。 (3/31(木)在廊予定と書きましたが、体調ホニャララで行けませんでした。すみません。)
                                                                                                   
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ナンバリング


開催中の《菫色の文法》展のなかで、嬉しいお知らせがあったのでした。

奥付、乾かし中1同時刊行された叢書の奥付、限定No.1~450の手書きナンバリングを担当させていただいています。

細部までこだわりぬかれた仕様の箱入りアートブック。箱職人さん、箔押し職人さんなどなど多くの職人さんと並んで、欧文筆耕職人(数字だけど)に選んでいただけ光栄に思っています。

奥付、乾かし中2「奥付の用紙」という言葉があったので、製本された冊子に直接書くわけではなさそうなことにホッとしながらお受けしましたが、いただいた用紙を見たら一枚一枚に手作業が加えられていることが判る美しいもので、ひゃぁ、書き損じを最小限に抑えねば、と、緊張が高まりました。

画像は並べて乾かし中のところ、No.37とNo.40です。が、これって載せて良いのかな?と思ったのでボカシですみません。近々ノールさんに確認して参ります。 これで期限のあるお仕事はひと段落?なので3/31(木)、4/1(金)、2(土)は終日ヴァニラ在廊の予定です。

(4/17追記)
クリアな画像に差し替えました。ポインテッドNib で書いたオールドスタイル数字。3、4、5、7、9 は下に、6、8 は上に少し出ます。ある時代のフランスでは 4 は下ではなく上に出ていた(出る形もあった?)という噂を耳にしましたが真相わからず、ご存知の方がいらしたら教えていただけると嬉しいです……。

The 15th Blue Moon Special Exhibition


The 15th Blue Moon Special Exhibition
2011年4月1日(金)~4月10日(日) *会期中無休*
11:00~19:00 (最終日は 17:00 まで)
at パルスギャラリー(東京都新宿区神楽坂2-21)

昨年個展をさせていただいたパルスギャラリー恒例の企画展に初参加します。総勢98名が1人1点を出品。ジャンルは様々です。私は小さめサイズのカリグラフィ。こんな言葉を選びました。

『There is nothing more sensuous than a mass of fragrant, colorful rosebushes in bloom.
In the Cranford Rose Garden in early summer, tens of thousands of roses cascade down arches, climb up lattices, clamber over the pavilion, and pose in formal beds.』

(香りが良くて色鮮やかな花が咲くバラの茂みほど、感性に訴えるものはないです。
初夏のクランフォードローズガーデンでは、何万輪ものバラが、アーチの上を滝のように垂れます。格子を這い登り、あずま屋の屋根をよじ登り、幾何学形の花壇では、端正な姿を見せます。)


パルスギャラリー地図地図はこちら、神楽坂通りからの方がなんとなく近い気がします。

地下鉄B3出口を出て右(ペコちゃんや“紀の善”の方向)に進むと数軒先にロイヤルホストが見えてきます。

   
ちなみに、ギャラリーから提示されている今回のテーマは 『My own Theme (私のテーマ)』。
私の“私のテーマ”は薔薇~・・・ではなく、その時の感性。この1点は、直接被災したわけではない地域だけれど、とはいえ大きな揺れに怖い思いをしたり、連日のニュースや普段と違う街の雰囲気に不安になってしまっている方を想って。草野マサムネさんみたいに倒れてしまう前に緊張がほぐれますように。集団心理を消す力はとてもありませんが、私にできるのは、こんなときだからこそメッセージ性のない言葉を書くことくらいかなぁって。

そうそうパルスギャラリーさんは冬のあいだに改装をされ、カフェ併設に生まれ変わっています。正面の外壁に私が書いた Gallery Cafe Pulse のカリグラフィー文字をあしらってくださいました。

《菫色の文法》展 開催中です


菫色の文法展・横長タイトル画像

複雑な状況の中、画廊様の強い意志に導かれ、平静を装って正面を見据えるかのように開催されております菫展。多様な要素があるぶん多様なお客様がいらしていますが、皆様楽しまれている様子で、嬉しいとも感慨深いともホッとしているとも違う、なんともいえない気持ちでいます。

《菫色の文法》展は、“全体がミストレス・ノールさんの作品”とも言える企画展です。今後、数年に一度のペースで色々な人や事象をテーマに開催されるそうで、描く作家はギリシア神話の女神ムーサに合わせて毎回女性9人と設定されています。第1回目の今回、菫色的感性をもって選ばれたテーマがフランスの詩人ルネ・ヴィヴィアン。詩そのものを作品にする人としてカリグラファを1人入れたいと考えておられたところ、昨年の個展を切欠に初代ムーサ?に迎えていただけました。

カリグラフィの役割は、“文学と美術を繋ぐ存在”。詩そのものが完成された文学作品であるので、どれだけシンプルに書いても活字より装飾的になってしまう手書き文字は目障りではないかと悩みもしました。ヴィヴィアンの作品を文字という形で展示されるにあたって、ノールさんがカリグラフィを選ばれた、その手書き職人が私なだけで、あくまでヴィヴィアンの作品ではないでしょうか、「詩:ルネ・ヴィヴィアン/(ちなみに)カリグラファ:佐分利(とかいう人)」というキャプションのほうが良いのではないかとも思って。
叢書制作の一番お忙しい時期にノールさんにそんな気持ちをぶつけてしまったら、文学を愛される視点からの丁寧なお返事をくださり、少し視界がクリアに。詩の品格を損なわないことを最優先の判断基準に、書体や構成を絞ってゆきました。
個人的にゴシック系の書体が右に倒れがちだったのを直すことにも時間を費やしました。手書きらしさの範囲でアリじゃないの、という助言も他方からいただいていましたが、自分では納得いかなかった。ヘルマン・ツァップさんのゴシックは完璧に垂直だもの、私にもできるはずって。

ちなみに額装も自分でやっています。フレンチの ENCADREMENT という額装技術の中の、マットに彩色をほどこす Lavis(ラヴィ)という技法で統一しました。(マスキングテープをはがす瞬間が密かに快感です。)
作家同士は面識がなかったのですが、この半年間、ノールさんからいただいた同じヴィヴィアンの資料と向き合いながら各々空想を広げ、ノールさんから届く同じメール(明後日が○○の締め切りです♪♪という可愛らしく細やかな鬼メールなど)を受けながら制作してきたので、今頃みなさん頑張ってるはず、という気持ちはありました。地震の影響で会場に来ることが難しい作家さんもいらっしゃいますが、ようやく6人の方にお会いできて嬉しく思っています。

後半に向けて、カリグラフィは先週木曜日に1点、日曜日に2点を追加展示していただき計8点になりました。参加作家である私自身「搬入」の定義がひっくり返ったこの展覧会、会期を迎えお客様と接して初めて、ヴァニラ画廊での開催を前提とされている理由も解かった気がします。
後半もたくさんの方が、ノールさん作・菫のお部屋に遊びに来てくださると嬉しいです。
精一杯ドレスアップした渾身の作一同、皆様をお待ちしております。
会期は4月2日(土)まで、平日は12:00~19:00、最終日4月2日(土)は12:00~17:00です。蓄音機くんは日中もちょこちょこ働いていますが、平日17:00~19:00は名曲室のお時間なので、よりたくさん聴くことができると思います
お仕事終わりに蓄音機の音色を、端々まで美しいサロンに何度でもお立ち寄りくださいませ。

開催です


《菫色の文法》展 vol.1 ~ルネ・ヴィヴィアンの寢臺~
予定通りの会期にて、本日より開催です。
銀座にあるビルの一角が 『ルネ・ヴィヴィアンのサロン』 になっております(本当です)。
ご無理がなければどうぞ遊びにいらしてくださいませ。お待ちしております♪

【3/23 追記】
前半(3/23以降)の在廊予定…3/24(木)、26(土)、27(日)
後半の在廊予定…平日は未定、最終日4/2(土)は居ります。

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プロフィール

Fumiko Saburi

Author:Fumiko Saburi
東京在住のカリグラファです
Website: fumikosaburi.com
Place: Tokyo

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