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Fumiko Saburi | CalligraTalk

Category : 書体紹介

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Italic Variation 7


20120701-1.jpg
Letter Arts Review 19-4(Wedding Issue)より、Mieke De Grauwe さんというカリグラファによる Wedding Invitation、from ベルギー。

20120701-2.jpg
アップです。いちばん上の二人の名前部分と下の本文部分は、方向は同じだけど着地点がだいぶちがう・・・ので、ひとまず下の本文部分が題材です。

20120701-3.jpg
まずは完全コピー。改行位置をいろいろ変えて、上下の関係や空白の雰囲気なども見ます。

20120701-4.jpg
こういうゆるい書体は同じ字でも出てくるたびに形が違ったり、前後の文字並びに左右されがちなので、きっちり揃ってきれいな書体より真似するのが難しい面もあります。

20120701-5.jpg
特徴的な e、m の形、t や l の「人」っぽいところ、ゴムマリが跳ねるような?字と字の繋がりなど。

20120701-7a.jpg
一行目の Adinda en Peter 部分よいなあ、と思いながらドラッグストアに行ったら

20120701-7.jpg
目に止まりました。線の種類はちがいますが、d の形(※カリグラフィでは珍しくない)や、まとめ方が似てるなあと。手書き字(多分)とお花って合いますね。ちなみにメーカーはジョンソン、とってもいい香りの芳香ミストです。
20120701-8d.jpg    
で、Adinda en Peter のパターンを踏襲して glade のロゴを作ってみることに。辞書を引くと glade って「林間の空地」って意味なんですね。林の中を歩き進んでいたら、ぽっかり拓けたところに出て、お花の香りがふんわり・・・というイメージなのかなあ。以前にベルギーで受けた Yves Leterme 氏のワークショップで、Baby Dream のイメージで Baby Dream って書く課題があったなあ・・・楽しかったな・・・なんて思いつつお花の香りの中で書いていたら、Adinda en Peter をほとんど踏襲していない、ふんわりした glade になりました。

20120701-9.jpg
そして、サンプルの最後の行は、右に傾斜させ本文より揃った「普通のイタリック体」に近いアレンジ。これはこれで好き。素朴なイタリックという感じがします。
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Italic Variation 6


20120615-1cr.jpg
「Wedding INVITAIONS, ANNOUNCEMENTS, PLACE CARDS, and MORE  A Bride's Guide to Simple Calligraphy」 より、Melissa Dinwiddie さんというカリグラファによるイタリック体アレンジ。

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この本にはアメリカ発のウエディング向き?手書き書体がたくさん載っています。ユニークな字が多いので好みは分かれるところかなと思いますが、すべての書体について A~Z、a~z、0~9 の一覧が載っているのがありがたい・・・。
本やインターネット等で見つけた字を書けるようになりたい場合、サンプルにない字をつくって揃えることが一仕事。特に大文字は苦労することが多いので、本代だけで全文字を見られるなんて、いいの?って思ってしまいます。

20120615-3d.jpg
お手本がすでに揃っているのですぐ ABC~の練習にはいれます。

20120615-3e.jpg
単語や文章を書いてみたり、やっぱり一度はサンプルの通りに書いてみたり、ペン幅を狭いサイズに換えたり・・・お手本を見なくてもそれぞれの字のかたちがスラスラ出てくるようになって、字間やコツもつかめたらひと段落です。

20120615-5b.jpg
あてな書きしてみた例。

(あと1つ追加予定、ひとまずここまで。)
*****

20120620d.jpg
6/24 追加: あてな遊び。草の中に住所が隠れています!という設定だったのですが、人の住所で草むら作りましたって感じになってしまったかな。

20120620a.jpg
草原に寝転んでいる気分に・・・。

(東京都東京都東京都 新宿区新宿区新宿区・・・という感じではありますが、たぶん届くかと・・・。1 と i と草が同じで紛らわしいのが微妙かな。)

"Invitation"


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最近気に入っている字です。2月の個展DMでは、重なっている大文字の細いほうや“Vol2”部分がこのタイプでした。(文字幅、文字間、傾斜の角度が違うと、だいぶ印象がちがいます。)

20120609-3purple.jpg

実際に使うサイズはこのくらいの設定・・・小さいと itati あたりが読めないなあと思ったり、リボン結び飾りはごちゃごちゃするかなあと思ったり、いーや可愛いはず!と思ったり。

(もう少し加筆予定、ひとまずここまで。)
*****
20120612.jpg
6/12 追加: フローリッシュで囲んだバージョン。

Italic Variation 5


20120604-01c.jpg
Letter Arts Review, 19-4 (Wedding Issue) より、フローリッシュつきイタリック体のアレンジ。
Dianne W. Smith さんという方が書かれたウェディング招待状。新体操のリボンのようなフローリッシュと、肩の力が抜けた感じが大好きです。

20120604-02a.jpg
まずは完全コピーして特徴をつかみます。

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これは本のアップ。よく見るとけっこう適当(ベースラインやx-heightがそろっていなかったり)なんですが、何十枚もを手書きする仕事では、細かいことは重要ではなくて、それよりパッと見の華やかさが大事ということかな?(TOKYOカリグラファにも当てはまるかどうかは別ですが。)

20120604-04.jpg
というわけで、練習ではまずベースラインもx-heightも普通に揃えます。それで本の雰囲気にならなければ、適当さが一役かっているということで、あえてゆるく書いてみることに・・・。

20120604-05b.jpg
小文字 a~z、大文字 A~Z、数字を揃える。サンプルにない字は合うように作ります。そして、色んな文章を書いてみたり、幅の狭いペン先に変えたり。本と同じ感じが出ていると思うので、わざわざゆるく書く必要はないと思いました。

20120604-06a.jpg

モノグラムやロゴにアレンジするとこんな感じ・・・。

20120604-06b.jpg
あてな書き遊びするとこんな感じ。Letter Arts Review のエントリー先アドレスを題材に。
(6/10 加筆: 2012 の最後の 2 のフローリッシュ飾りを隠してみてください、たぶんそのほうがきれい。11102 の 2 と同じくらいに抑えたほうが全体がきれいに見える気がします。)

***

20120604-07.jpg
ちなみに LAR vol.19(2004年) 頃のロゴは、現在とは違ってこんなのでした。制作者は Rick Cusick 氏。これも好きだったなあ。基本形のイタリックしか知らなかった頃、e をこんな風に書いていいんだ!と、わくわくしたものでした。

Italic Variation 4


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「Belle Lettere」という本より、Cheryl Jacobsen さんという方の作品。和紙景色の上に文字のモヤがかかっている風景画のような。

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左ページには部分拡大が載っているので一部分だけでもディテイルがわかります。

20111009-3s.jpg拡大コピーお手本。本に載っている字が小さいのでぼやけてしまいますが、この書体はテクスチャ(模様)が面白いタイプなので、細かいことは気にせず見える範囲でとにかく真似コピーします。

20111009-4.jpg(ちなみに一つ前のイタリックなど細かなペンの角度調整が物を言う書体では、こういうところを観察します。)

20111009-5.jpg
I love duck and potatoes・・・I love・・・
I love chocolate duck・・・I love・・・ ・・・・・ ・・・・・・
縦の線がしっかり出るように、ストロークの幅とスペースの幅を同じくらいにしてストライプみたいなイメージ。o(オー)だけまん丸に、ベースラインや xハイトは自由に。おそらく縦線を強調するため g が q に見える形で書かれている。ポイントはそんなところかなあ。
しかし大文字が I しか出てこないんですけど。 I love the・・・I love・・・・・・

20111009-6.jpg
This is a poem against・・・・・・ T 登場。
It is a poem against・・・It is a・・・ ・・・・・・ It is a poem I am・・・It is my・・・ ・・・・・・

20111009-6d.jpg
・・・・・・。
終了。こんなに長い文章なのになんと大文字は I と T しか出て来なかったしーー

20111009-7.jpg
発見もありました。up の p と birds の i が 次の行にある little の l(エル)2つとぴったり繋がっていたり、あと、これってたぶん上から書いていったのではなく、下の行から積み上げるように、もしくは途中の行から上下に広がるように書いていったのではないかなあ。

20111009-8.jpgついでに y の足が下の行のおまんじゅうをぷにーって押しているようで可愛い~

20111009-9.jpg
字そのものでないところにばっかりに目が行くこの題材。一文字一文字の形がだいたい取れて全体のテクスチャを壊さなければ、細かいところはさほど重要でなさそうだから、a~z・A~Z を揃える過程は飛ばして好きな文章を書いてみたり、

20111009-9c.jpg

20111009-10.jpg
またまたあて名書き。素直に書くとこんな感じ(うっかり Roppon(gi) を少し崩してしまったのですけどね)。

20111009-11.jpg
郵便局のかたが読めると思われる範囲で崩すとこんな感じ。

ちなみにカリグラフィー界・界隈には、こんなふうに文字を崩すことを嫌う人もいます。カリグラフィと呼んでほしくないとキッパリ言う人も身近に。そこの話は長くなるので改めて。(というか、そのスタンスで見ると、この題材そのものがカリグラフィと呼んでほしくない範囲の字かも?)

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Fumiko Saburi

Author:Fumiko Saburi
東京在住のカリグラファです
Website: fumikosaburi.com
Place: Tokyo

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